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d2o ─ 建材メーカーの新しい売り方

図面を読んで拾い出す作業は、受注できなかった案件にも発生しています。

建材メーカーの間接工数は、ほとんどが受注の前にあります。
その前工程を、発注する側と分担する。相手にとっても、その方が早く楽になる形で。
工場は常に自社のまま、注文の集まり方が変わります。
02 ─ 考え方

考え方

建材メーカーの間接工数は、ほとんどが受注の前にあります。

図面を読む。寸法を拾う。積算する。材料を拾い出す。これらは、まだ受注していない案件にも発生します。相見積で外れれば、丸ごと捨て工数です。

この前工程を、発注する側と分担します。

一方的にお願いするのではありません。発注する側にとっても、その方が早く楽になる形にします。設計事務所は仕様を早く固められる。工務店は施主の前で金額を出せる。ゼネコンは積算が早く終わる。

相手が楽をするほど、こちらに注文が集まって、工場が埋まる。

これが、以下5つに共通する構造です。工場は常に自社です。変えるのは、工場の前にある作業を誰がやるか、だけです。

発注する側(設計事務所・工務店・ゼネコン・施主)が同じ画面に寸法・仕様を入れ、製作図・部品表が御社の工場にそのまま届く
03 ─ 発注する側と使う

発注する側が、自分で図面を出せるようになる

この5つの中で、いちばん効きます。

発注する側が、自分で図面を出せるようになる
いまの常識

建具工事店や工務店から「これでお願いします」と手書きの図面やメモが来る。そこから図面を起こし、材料を拾うのは御社の仕事。
受注していない案件の分まで、この作業が発生します。

どうなるか

発注する側が、自分で寸法を入れて確定できるようになります。
その時点で製作図も部品表も出ているので、御社は受け取るだけ。読み取り、転記、拾い出しが、まるごとなくなります。

発注者にとっての得
  • その場で金額が分かる。「見積は後日」がなくなる
  • 自分で図面が出せるので、社内の説明や施主への提示にそのまま使える
  • 発注の履歴が残るので、追加や変更が楽
御社にとっての得
  • 前工程の間接工数が、まるごと消えます
  • 転記がないので、読み違えによる再製作がなくなります
  • 相見積で外れた案件にも、工数を使わなくて済む
必要なもの

発注者が使いたくなる画面。押し付けると使われません。「その場で金額が出る」ことが、相手にとっての見返りです。

商談での一言
「図面を読んで拾い出す作業は、受注できなかった案件にも発生していますよね。それが月に何件ありますか」
04 ─ 発注後の事務

発注した後の事務も、なくなる

発注した後の事務も、なくなる
いまの常識

御社が楽になっても、発注する側の事務は変わらない。だから相手は、新しいやり方に変える動機がない。

どうなるか

発注者の側の書類も、そのまま出るようにします。

  • 発注書、注文請書
  • 施主提出用の仕様書、図面
  • 現場に貼る施工図
  • 検収と請求の突合

発注した瞬間に、相手の社内で必要な紙が全部揃っている状態にします。

発注者にとっての得

転記がなくなります。いまは同じ数字を、見積書、発注書、施主への提出書類、現場の指示書に、何度も書き写しています。

御社にとっての得

相手が、他社に移れなくなります。
事務が楽になった状態から、元の手書きに戻る会社はありません。価格で数%安い他社が現れても、事務の手間が増えるなら選ばれない。
これがいちばん強い囲い込みです。安売りせずに固定客ができます。

必要なもの

相手の会社で使っている書式に、どこまで寄せられるか。最初の1社で作った書式が、次から標準になります。

商談での一言
「発注していただいた後、御社のお客さまの社内では、同じ数字を何回書き写していますか。」
05 ─ 設計の道具

建築設計の道具になる

建築設計の道具になる
いまの常識

図面が来てから、見積を出す。仕様は、もう決まっている。「その寸法では作れません」と後から言う役回り。

どうなるか

設計事務所に、御社の「作れる範囲」を道具として渡します。
設計者が寸法を入れると、その場で作れるかどうかが分かり、価格も出る。設計段階で納まりが確定します。

設計事務所にとっての得
  • 後から「作れません」と言われない。設計者が最も嫌うのは、実施設計が終わってからの手戻りです
  • 概算がその場で出るので、施主との予算調整が早い
  • 建具表を起こす手間が減る
御社にとっての得

着工前に、御社の仕様が図面に入ります。見積合わせに呼ばれる頃には、勝負がついている。値引き競争そのものから抜けられます。

必要なもの

自社商品の「作れる寸法・仕様の範囲」を、設計者が使える形にすること。

商談での一言
「設計事務所さんから図面が来た時点で、仕様はもう決まっていますよね。その前に入れませんか。」
06 ─ 工場の稼働

早く決まれば、閑散期に作れる

早く決まれば、閑散期に作れる
いまの常識

建材の仕事は、山と谷が激しい。繁忙期は残業と外注で回し、閑散期は工場が空く。
同じ年商でも、平準化できれば利益はまったく違います。

どうなるか

ゼネコンの工程は、着工のかなり前に決まっています。問題は、建具の仕様が確定するのが遅いことです。
仕様を早く固められれば、閑散期に作って、繁忙期に納品できます。
そのために、ゼネコン・設計事務所と直接つながって、早い段階で仕様を確定させる。柱1と地続きです。

ゼネコンにとっての得
  • 納期が確実になる。建具の遅れは、内装全体を止めます
  • 早期確定に対して価格の優遇が受けられる
  • 積算が早く終わる
御社にとっての得
  • 工場の稼働が平準化される
  • 繁忙期の外注費と残業代が減る
  • 同じ設備で、年間の生産量が増えます
必要なもの

「早く決めてくれたら安くする」という値付け。
例:着工3ヶ月前までに仕様確定なら5%引き、1ヶ月前なら定価。早期確定割引です。これがないと、相手が早く決める理由がありません。

商談での一言
「工場が空いている月と、残業している月の差は、どれくらいありますか」
07 ─ 施主に直接

施主に、直接売る

施主に、直接売る
いまの常識

相手はゼネコン、工務店、建具工事店。施主の顔を見たことがない。

どうなるか

全国の施主から、直接注文が入ります。しかも卸価格ではなく小売価格で。
同じ物を作って、粗利が変わります。

施主にとっての得
  • 寸法が自由に選べる。既製品のサイズに家を合わせなくていい
  • メーカーから直接なので、中間が抜ける
  • 実物の仕様と価格が、その場で確認できる
御社にとっての得

価格帯の違う市場が、一つ増えます。取引先と競合しない範囲(商品・地域・価格帯)を決めておけば、既存の商売を壊さずに乗ります。

必要なもの

施主でも選べる画面。専門用語を出さないこと。框や見付という言葉が出た時点で、施主は離脱します。

商談での一言
「いま御社の商品を最後に使うのは施主さんですが、その方から直接注文が来たことはありますか。」
08 ─ 5つをまとめると

発注する側と、同じ画面を使う

同じ画面を使うことで、相手の前工程が楽になる。楽になった相手は、そこから発注する。発注が集まるので、自社の工場が埋まる。

発注する側と、同じ画面を使う(工場は、常に自社です)
#誰と使うか相手が楽になること自社に返ってくるもの
1設計事務所手戻りがなくなる仕様が着工前に決まる
2施主寸法が自由に選べる小売価格の市場
3工務店・建具工事店その場で金額が出る前工程の工数が消える
4ゼネコン納期が確実になる工場が平準化する
5全員転記がなくなる他社に移れなくなる

工場は、常に自社です。変えるのは、工場の前にある作業を誰がやるか、だけです。

09 ─ お申し込み

まず、手元の図面を数枚お持ちください。

御社の商品でどこまで自動化できるか、20分ほどのオンラインでご説明します。その場で、お持ちいただいた図面を読み込んでご覧に入れます。

20分のオンライン説明を申し込む
BnbTourSupport 合同会社 稲岡 泰宏
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